秋山利輝の経歴プロフィール!女性社員も丸坊主の秋山木工の丁稚制度とは?

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2021年2月14日・21日に前後編が放送される、フジテレビ系列「ザ・ノンフィクション」に異色の社員教育で注目される会社社長として秋山利輝氏が出演します。

秋山利輝社長の経歴やプロフィールを調査してみて、設立した秋山木工の特色や、女性社員も丸坊主など独自の丁稚制度(でっちせいど)についての詳細が判明しました!

今回は秋山利輝社長の以下の情報について調査したので皆様へお届けします。

・秋山利輝の経歴とプロフィール
・秋山利輝の秋山木工はどんな会社?
・女性社員も丸坊主の秋山木工の丁稚制度とは?

秋山利輝社長の経歴

1943年 生誕
奈良県明日香村にて誕生。
「村でも有名な貧乏一家」で育ったという秋山利輝さんは8畳一間に家族8人で生活し、小4で新聞配達のアルバイトに。
お米をわけてもらうために隣家を訪ねるのも秋山利輝さんの役目だったそうです。

1959年 中学卒業とともに家具職人へ 15歳
小学生のころから勉強はまったくダメないっぽうで、手先が器用で工作が得意だったそうです。
台風などで自宅のボロ家が壊れると、修繕するのはもっぱら秋山利輝さん。
その腕前はかなりのものだったそうで、近所で評判となり、中学卒業後は大阪の家具職人のもとで丁稚修行を始めることに。

1966年 株式会社三越製作所で勤務
7年間にわたる丁稚修行を経験したのちの転職に伴い、東京の株式会社三越製作所で勤務します。
この頃、秋山利輝さんは結婚されています。

1971年 有限会社秋山木工設立 28歳
三越製作所を辞めた3人で、川崎市鷺沼で注文家具を作る家具メーカーとして有限会社秋山木工を設立します。

1977年 新入社員研修制度開始
職人を独立させて「秋山木工グループ」として有限会社昼川木工、有限会社塚原木工を設立。
並行して新入社員研修制度を設け、家具職人の養成を始めます
その後は順調に業績を拡大させ、1998年には本社を横浜市都筑区に移転。
現在では宮内庁や国会議事堂、大手デパート、高級ホテル、美術館などから注文を受けるまでに発展しました。

2010年 一般社団法人秋山学校設立
若手職人を育てるため秋山学校を設立し、代表理事を務めます。

2020年 101カレッジ設立
不登校や引きこもりの人たちの就労支援を目的として101カレッジの校長を務めます。
なお、101カレッジとは、若年層のひきこもりやニートを対象に授業料は無料、かつ農漁業やプログラミングをゼロから学ぶ6ヶ月伴走型の職業体験できる施設のようです。
2020年8月からは、通信制高校のプログラムも開校し、高校卒業資格も得られるようです。

中学卒業とともに大阪で7年間丁稚修行を経験したことが、その後の秋山利輝さんの人生の方向を決めた感が強いですよね。
「寝食を共にしてひとつのことに没頭する」という成功体験があったがゆえに、信念をもって後進の育成に邁進できたのでしょう。
家具の製造販売にとどまらず、人間教育にも心血を注ぐ秋山利輝さんの「圧倒的な情熱」に脱帽します!

秋山利輝社長のプロフィール

 

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名前 秋山利輝
読み方 あきやまとしてる
生年月日 1943年
年齢 77歳
出身地 奈良県
学歴 聖徳中学校卒?(村唯一の公立中学校)

あまり個人のプロフィール情報が出てきませんでしたが、おそらく明日香村の中学校を卒業したと思われます。
成績はオール1だったそうですが、小中9年間皆勤賞は秋山利輝さんただ一人で、「勉強できないのに毎日休まず通ったのは偉いだろ」という台詞は、確かに首肯するほかありません。

秋山利輝社長が経営する秋山木工とはどんな会社?

秋山木工について調査してみました。

社名 有限会社秋山木工
本社所在地 神奈川県横浜市都筑区荏田東町4394
設立 1971年7月1日
事業内容 木製家具の製造
資本金 4,800万円
売上高 20億円
従業員数 本社11名、製造14名
主要子会社 有限会社篠崎木工
有限会社田口工房
株式会社木風心風堂
一般社団法人 秋山学校

秋山利輝さんは「たしかな技術と、人を喜ばせたいと想う職人の心、そしてお客様との想いの連鎖ができてこそ、魂がゆすぶられるような本物の家具が生み出される」という思いのもと、家具の製造と職人の養成に力を込めておられます。

家具メーカーとして業績を伸ばす一方で、人間教育にも力を入れている点が秋山木工の特色です。
2010年には一般社団法人秋山学校を設立し代表理事を務め、そして2020年には「101カレッジ」校長に就任します。
「101カレッジ」とは不登校や引きこもりの人たちに、農漁業やプログラミングなどの職業体験を通じて社会に送り出すことを目的として設立されました。

秋山利輝さんが校長を務める101カレッジはどんなとこ?

秋山利輝さんが校長を務める「101カレッジ」は、若年層のひきこもりやニートを対象とする、農漁業やプログラミングをゼロから学ぶ6ヶ月伴走型の職業体験です。

HPによりますと、「101」には下記のような思いが込められています。

「百姓」という言葉の意味は、100のシゴトができる人ということ。
100年生きるこの時代、100人100通りの生き方があり、シゴトも生き方もひとつに捉われなくていい。
そして、そのどれにも当てはまらない、君だけの「+1」を見つけてほしい。
100+1=『101カレッジ』が今はじまる。

一緒に、ゼロから始めよう。新しい一歩を。

長崎県西海市のとある町で、地元の漁師や農家、木工職人とともに職業体験を通じて自分の適性を発見することが目的のようです。
ここでも秋山利輝さんの「技を身につけるきっかけを、悩める若者たちへ与えたい」との思いが伝わりますね。

秋山利輝の丁稚制度とは?女性社員も丸坊主?

秋山木工のHPによりますと、丁稚制度について下記の説明書きがあります。

丁稚制度とは、匠な職人の元で修行を兼ねて献身的に働く作法のことをいます。

秋山木工の丁稚制度は、技術の習得と同じくらいに、仲間と寝食を共にすることで磨かれる”心技体”を大切にしています。これは、心と体が磨かれればおのずと技術はついてくる、という秋山の考えによるものです。

昨今よく耳にする「働き方改革」「ワークライフ・バランス」といったフレーズとは対極に位置しそうな制度ですね…。

そして職人研修制度として、下記の経験を積んでいくようです。
2月14日、21日と2週連続で放送するザ・ノンフィクションではこの職人研修制度での3年間の若者4人のドキュメンタリーを放送してくれるようです。

1年目
丁稚見習い
丁稚の見習いとして職人を目指すための心構えと基本的生活習慣を身につけます。
​挨拶、掃除、整理整頓、報連相の基本を学びつつ、現場見学から木のことを隅々まで知っていきます(最初の半年は”学生”として秋山学校に入校する形となります)。
2~5年目
丁稚
丁稚としての基本を覚えるための訓練を行っていきます。現場・工場での実習、手加工、機械の使い方、自分の道具作りなどを行います。
各工程の段取りを一人で出来ること、また、後輩を教えながら訓練できることを目標とします。
6~8年目
職人
この頃には、職人になるための心得が身に付いているまでに成長します。技術の高まりと共に人間性をも高め、職人としてグループ内で活躍します。
また、能力給(請負)での仕事になるため実力次第で高給優遇が期待できます。
9年目以降
独立
独立後のキャリアは本人が自由に選択することができます。グループ内外やでの活動、地元への貢献、世界への挑戦など、様々なキャリアを選択・形成できます。
独立に際しては、資本参加することも含めて積極的に支援されます。

8年経ったら一人前として独立しなければならないそう。
丁稚の内の厳しさも去ることながら、一人前になったと判断された瞬間に「出ていけ」とは、やはり厳しいですね…。

そして特徴的なのが丁稚の作法やルール!

・5年間は正月と盆以外の帰省禁止
・携帯電話とパソコンの使用禁止
・男性も女性も頭は丸坊主
・恋愛禁止
・上の言うことにはすべて従う
・毎朝ランニング(約1,500m)をする
風邪を引いたらクビ

ごく普通の会社であれば、すぐ「パワハラ」認定されそうな内容ばかりの厳しいルールですよね。
しかし「この厳しい環境を耐え抜けば一流の家具職人になれる!」という思いが心の支えになるのでは、とも思います。

『何か大きなことを成し遂げるには、何かを大きく犠牲にしなければいけない』という、至極当たり前のことを体現するこの丁稚制度。

本気で家具職人を目指す人たちにとっては、この上なく恵まれた環境なのかもしれません。

秋山利輝の経歴プロフィールまとめ

今回は秋山利輝さんの以下の情報について調査したので皆様へお届けしました。

・秋山利輝の経歴とプロフィール
・秋山利輝の秋山木工はどんな会社?
・女性社員も丸坊主の秋山木工の丁稚制度とは?

いかがだったでしょうか?

2月14日、21日と2週連続で放送するザ・ノンフィクションでは若者4人の厳しい丁稚制度で過ごす3年間を追ってくれるのでおもしろそうですね。

異色な「丁稚のルール」に目が行きがちですが、根底にあるのは「一流の職人を育てたい」という熱い情熱なのだと思います。
秋山利輝さん自身が丁稚修行を経験したことで学んだことや失敗したことなどの教訓から、後進の人たちが最短距離で技術を身に着けるために「必要な掟」と捉えれば、かなり納得できるのではないでしょうか。
丸坊主にするのも、煩悩がなくなる効果があるそうですし…(確かに、異性のことや自身の容姿をあまり気にしなくなるかも)。
風邪ひいたらクビというのはちょっと厳しい気もしますがw

「ファスト〇〇〇」的な商品が目立つ昨今の日本ですが、一流の職人が魂を込めて創る作品はやはり素晴らしいもの。
これからも丁稚を通して、世界に誇れる日本の一流職人の育成に尽力していただきたいですね!

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