2022年(令和4年)5月8日(日)、大相撲5月場所が東京両国国技館で初日を迎えます。
3月場所初優勝した関脇・若隆景が注目される場所になります。
終盤まで優勝争いに加わった阿炎を筆頭に、若手注目力士が上位陣に名を連ねる番付となりました。
テレビ観戦にも熱が入ります。
世代交代を促すような意気の良い若手力士の台頭も待たれます。
令和4年の大相撲、関取を目ざして奮戦中の幕下上位の若手注目力士と、
幕内昇進をかけて15日間奮闘する十両若手注目力士を調べてみました。
2022年幕内候補も併せて調査しましたので紹介させていただきます。
・大相撲若手注目力士(十両編)を紹介!8人
・2022年幕内昇進候補を紹介!
大相撲の若手注目力士(幕下編)を紹介!
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幕下上位までに番付を上げてくると、十両の地位が見えてきます。
十両(関取)と幕下とでは待遇に雲泥の差があります。
関取へ昇進するためには越えなければいけない最も高い壁です。
この関門をクリアできれば、月給をもらえるようになり、部屋では大部屋から個室に移ります。
身の回りの世話をしてくれる付け人もつきます。
力士生活で十両へ昇進することが一番嬉しい出来事だそうです。
今、十両昇進を目指し奮闘している力士を紹介します。
大相撲の若手注目力士(幕下編)!菅野
名前 | 菅野 |
読み方 | かんの |
生年月日 | 1999年1月1日(23歳) |
出身地 | 埼玉県入間市 |
所属部屋 | 春日野部屋 |
2021年(令和3年)3月場所初土俵し、三段目100枚目格付出の番付で各界デビューしています。
大学相撲の経験者で、2年時には学生横綱のタイトルを獲得しています。
大相撲幕下15枚目格付け出の資格を得ましたが、大相撲には大学を卒業してから挑戦しています。
4年時には学生選手権ベスト8だったため、三段目100枚目格付出での入門が承認されました。
2021年、初土俵3月場所5勝2敗の成績を皮切りに、順調に番付を上げてきました。
最高位の東幕下2枚目で迎えた2022年3月場所で、3勝4敗と初めて負け越しを経験しています。
今後もさらに精進して、上を目ざしてほしい力士です。
大相撲の若手注目力士(幕下編)!将豊竜
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名前 | 将豊竜 |
読み方 | しょうほうりゅう |
生年月日 | 1996年10月12日(24歳) |
出身地 | 秋田県横手市 |
所属部屋 | 時津風部屋 |
2014年9月場所初土俵し、2018年9月場所幕下昇進。
序の口1場所、序二段2場所で通過、2015年5月場所三段目へ昇進しました。
三段目で足踏みしてしまいましたが、2018年9月場所に新幕下へ昇進しました。
2021年初場所では、6勝1敗の好成績でしたが全勝ならず、関取の座へあと一歩届かずでした。
3月場所の成績次第では、関取への夢が現実のものになりそうでした。
その後、足踏みが続き怪我も加わり番付を大きく下げてしまいました。
11月場所では、西幕下50枚目で5所2敗と勝ち越し35枚目まで番付を戻してきました。
2022年3月場所は、東幕下26枚目で巻き返しを図りましたが3勝4敗と惜しくも負け越してしまいました。
2020年1月場所から弓取り式を務めていました。
2021年9月場所二日目に怪我をしてしまい、急遽交代することになってしまいました。
華麗な弓取り式を楽しみにしているファンもいるのです。
けがを完全に癒して、関取昇進まで精進あるのみです。

大相撲の若手注目力士(十両編)を紹介!
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力士は十両へ昇進すると関取と呼ばれるようになります。
生活も今までと違い、羽織袴の着用が許され畳敷きの雪駄で白足袋を履くことができます。
服装をみると、関取と幕下以下の力士との違いがわかります。
難関を突破した十両力士も、更に上の地位を目ざして稽古に励んでいます。
幕内力士を目ざして精進している若手注目力士を紹介いたします。


大相撲の若手注目力士(十両編)!熱海富士
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名前 | 熱海富士 |
読み方 | あたみふじ |
生年月日 | 2002年9月3日 |
年齢 | 19歳 |
出身地 | 静岡県熱海市 |
所属部屋 | 伊勢ヶ濱部屋 |
2020年11月初土俵し、西幕下筆頭まで番付を上げてきました。
序ノ口、序二段と連続優勝を果たしました。
2021年5月場所では各段優勝を逃したものの6勝1敗と好成績を残しています。
幕下へ昇進後も、7月場所6勝1敗、9月場所5勝2敗、西幕下14枚目での11月場所は6勝1敗と好成績が続いています。
2022年1月場所は、西幕下筆頭で4勝3敗と勝ち越しました。
晴れて十両昇進を決め、関取の仲間入りを果たしました。
3月場所は、西十両12枚目で土俵に臨みましたが7勝8敗で惜しくも負け越し。
番付はそのまま据え置かれています。
大相撲の若手注目力士(十両編)!炎鵬
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名前 | 炎鵬 |
読み方 | えんほう |
生年月日 | 1994年10月18日(26歳) |
出身地 | 石川県金沢市 |
所属部屋 | 宮城野部屋 |
2017年3月場所初土俵し、2019年5月場所新入幕。
2020年11月場所で大負けし幕内から陥落することとなりました。
2021年1月場所は、流行している感染症との濃厚接触者の可能性があると
いうことで全休となってしまいました。
2021年3月場所では、東十両4枚目の番付で9勝6敗と勝ち越しました。
5月場所は幕内目前の東十両筆頭で場所へ臨みました。
残念ながら5勝10敗と大きく負け越し、東十両5枚目に番付を下げてしまいました。
7月場所も4勝11敗と負け越し、東十両11枚目で9月場所に臨みましたが全休となりました。
感染症の影響での全休でしたので、番付は据え置かれています。
11月場所は8勝7敗と勝ち越し、西十両10枚目で令和4年1月場所に臨みました。
2022年1月場所は6勝9敗と負け越しとなり、3月場所では西十両11枚目で土俵に臨みます。
3月場所、10勝5敗と好成績で番付を東十両7枚目まで上げてきました。
小兵力士として幕内復帰を目ざして精進しています。
大相撲の若手注目力士(十両編)!貴健斗
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名前 | 貴健斗 |
読み方 | たかけんと |
生年月日 | 1996年2月10日(25歳) |
出身地 | 熊本県八代市 |
所属部屋 | 常盤山部屋 |
2014年1月場所初土俵し、現在西十両13枚目。
2021年3月場所十両へ昇進したばかりです。
2021年3月場所では、惜しくも7勝8敗と負け越しとなってしまいました。
番付はそのまま据え置かれ西十両11枚目のままでした。
奮起した5月場所では、10勝5敗と大きく勝ち越しました。
幕内が視野に入ってくる地位まで上がってきました。
7月場所では、西十両4枚目で3勝12敗と大きく負け越し番付も大きく下げてしまい、続く9月場所でも3勝12敗と大きく負け越し、幕下陥落となってしまいました。
11月場所では4勝3敗と勝ち越し、東幕下3枚目まで番付を戻してきました。
2022年1月場所では4勝3敗と勝ち越し、十両復帰となりました。
3月場所は、東十両14枚目で土俵に臨みましたが7勝8敗と惜しくも負け越してしまいました。
番付はそのまま据え置かれています。
突き押し相撲が得意のようですが、稽古に精進しパワーがつけばもっと上位を
狙える力士に化けそうです。

大相撲の若手注目力士(十両編)!千代の国
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名前 | 千代の国 |
読み方 | ちよのくに |
生年月日 | 1990年7月10日(30歳) |
出身地 | 三重県伊賀市 |
所属部屋 | 九重部屋 |
2006年5月場所で初土俵し、2012年1月場所新入幕。
怪我に見舞われることが多かったこともあり、2015年には三段目まで陥落。
2016年7月場所に再入幕を果たした苦労人でその後も幕内から幕下まで陥落し、再入幕を果たすという経験を2度しています。
怪我をしない力士をめざしています。
2021年11月場所は西前頭14枚目での土俵で、9勝6敗と好成績でした。
令和4年1月場所は東前頭9枚目まで戻しましたが、4勝11敗と不本意な成績でした。
翌3月場所は、西前頭13枚目まで番付を落としました。
6日目まで4勝2敗の成績でしたが、痛めていた左肩の状態を悪化させ7日目から休場となりました。
5月場所は十両陥落となり、東十両2枚目の番付となってしまいました。
大相撲の若手注目力士(十両編)!剣翔
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名前 | 剣翔 |
読み方 | つるぎしょう |
生年月日 | 1991年7月27日(29歳) |
出身地 | 東京都葛飾区 |
所属部屋 | 追手風部屋 |
2014年1月場所初土俵し、2019年9月場所新入幕。
2016年1月、剣翔桃太郎とユニークな四股名に改名。
変幻自在な立ち合いが武器で、持病の腰痛さえでなければ好成績を残せるはずです。
7月場所では8勝7敗と勝ち越しました。
続く9月場所では5勝10敗と不本意な成績で終わってしまいました。
11月場所では東十両筆頭での土俵でしたが、9勝6敗と勝ち越し再入幕しています。
令和4年1月場所は、西前頭16枚目での土俵になりました。
残念ながら、6勝9敗と負け越し十両陥落となってしまいました。
3月場所は西十両筆頭の番付でしたが、惜しくも7勝8敗と負け越しでした。
5月場所の番付は西十両2枚目ですが、幕内復帰を目指して精進して欲しいですね。

大相撲の若手注目力士(十両編)!美ノ海
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名前 | 美ノ海 |
読み方 | ちゅらのうみ |
生年月日 | 1993年5月6日(27歳) |
出身地 | 沖縄県うるま市 |
所属部屋 | 木瀬部屋 |
2016年3月場所初土俵し、現在東十両14枚目。
2018年7月場所で十両昇進し、これを機に四股名を美ノ海に改名しています。
昇進場所、十両の壁に跳ね返されてしまいました。
2019年5月場所に十両へ復帰しました。
2021年3月場所では上位の壁に阻まれ5勝10敗と負け越しになってしまいました。
5月場所は西十両9枚目で番付上位復帰を目指しましたが、3勝12敗となり幕下陥落となってしまいました。
十両への復帰が期待された7月場所では、5勝2敗と勝ち越し十両復帰しています。
続く9月場所でも9勝6敗と勝ち越し番付を上げています。
11月場所では惜しくも7勝8敗と負け越してしまいました。
西十両9枚目で、令和4年1月場所に臨みましたが6勝9敗と負け越しました。
令和4年3月場所は、西十両10枚目で巻き返しを図りましたが5勝10敗と不本意な成績でした。
西十両14枚目で5月場所に挑みます。
左四つ、寄りが得意の力士です。
2020年8月引退した弟(元十両・木崎海)の分まで頑張ってほしいですね。

大相撲の若手注目力士(十両編)!武将山
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名前 | 武将山 |
読み方 | ぶしょうざん |
生年月日 | 1995年12月6日(25歳) |
出身地 | 茨城県水戸市 |
所属部屋 | 藤島部屋 |
2014年1月場所初土俵し、現在西十両5枚目。
2021年3月場所で十両昇進を果たします。
2021年3月場所は新十両での土俵でしたが、7勝8敗と負け越してしまいました。
番付は据え置かれましたので、5月場所ではまずは勝ち越しを目ざして土俵に臨みました。
10勝5敗と勝ち越し、東十両8枚目まで番付を上げてきました。
9月場所もこのまま好調を保ち8勝7敗と勝ち越し、続く9月場所も8勝7敗でした。
令和4年1月場所は西十両筆頭で臨みましたが、2勝13敗と大きく負け越してしまいました。
3月場所、西十両9枚目で巻き返しを図りましたが力を発揮できず、6勝9敗と負け越してしまいました。
今後、体格を活かした押し相撲に磨きをかけて上を目指して欲しい力士です。
大相撲の若手注目力士(十両編)!平戸海
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名前 | 平戸海 |
読み方 | ひらどうみ |
生年月日 | 2000年4月20日(21歳) |
出身地 | 長崎県平戸市 |
所属部屋 | 境川部屋 |
2016年3月場所初土俵。
2021年に入ると幕下で5場所連続で勝ち越し、11月場所十両昇進を決めました。
しかし、11月場所では14日目に王鵬に敗れた際に負傷してしまいました。
この場所を7勝7敗1休とし、令和4年1月場所を東十両14枚目の番付で臨みます。
令和4年1月場所では、8勝7敗と勝ち越し番付を東十両11枚目まで上げています。
翌3月場所、7勝8敗と惜しくも負け越してしまいましたが、番付はそのまま据え置かれました。
2022年幕内候補を紹介!
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令和3年7月場所では、入幕した力士は宇良、千代ノ皇、徳勝龍、一山本の4力士でした。
一山本以外は幕内経験者です。
入幕を窺っている十両上位力士の顔ぶれをみると、幕内経験者が多いことがわかります。
入幕してもその地位を保つことの難しさが伝わってきます。
2022年新たに幕内昇進を窺う候補力士を紹介いたします。
貴健斗、武将山、錦富士のフレッシュな顔ぶれに期待したいですね。
2022年幕内候補!錦富士
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名前 | 錦富士 |
読み方 | にしきふじ |
生年月日 | 1996年7月22日(24歳) |
出身地 | 青森県十和田市 |
所属部屋 | 伊勢ケ浜部屋 |
2016年9月場所初土俵し、現在東十両9枚目。
近畿大学2年生時中退し、大学同期の翠富士とともに伊勢ケ浜部屋に入門しました。
2019年9月場所東幕下3枚目で関取の地位が見えていましたが、
怪我のため途中休場となってしまいました。
2020年9月場所で十両昇進を果たします。
2021年3月場所では7勝8敗と1点の負け越しとなってしまいました。
番付はそのまま据え置かれました。
5月場所では8勝7敗と勝ち越しています。
東十両11枚目の番付で、臨んだ7月場所は8勝7敗と勝ち越しています。
続く9月場所では、10勝5敗と好成績を残し東十両4枚目まで番付を上げてきました。
11月場所では、5勝10敗と負け越してしまいました。
2022年1月場所、奮起し10勝5敗と好成績を残しています。
3月場所の番付では、西十両5枚目まで上げてきましたが、7勝8敗と惜しくも負け越してしまいました。
もっともっと稽古に精進して上位をめざしてほしい力士です。
周囲の期待も大きく、自分から攻める相撲を磨けば幕内昇進も近いことでしょう。
2022年幕内候補!貴健斗
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若手注目力士!幕下編でも紹介しています。
2015年11月、膝の怪我で幕下から三段目に地位を落としましたが、周囲の支えもあり令和三年の
春場所で新十両となって土俵に上がります。
2021年7月場所、9月場所と不本意な成績がつづき幕下へ陥落してしまいました。
十両復帰をめざして日々精進して欲しい力士です。
令和4年1月場所は東幕下3枚目まで番付を戻してきました。
その場所は4勝3敗と勝ち越し、十両復帰を果たしました。
翌3月場所では、7勝8敗と惜しくも負け越してしまいましたが。
番付はそのまま据え置かれています。
さらに上を目指し幕内昇進を果たして欲しい力士です。
押し相撲に磨きをかけて幕内を目ざして精進するでしょう。
故郷の熊本八代の皆さんへ元気を届ける相撲を!
2022年幕内候補!武将山
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若手注目力士!十両編でも紹介しています。
170kgの身体を活かした突き押し相撲で、幕下へ2年間で昇進した力士です。
逆に十両昇進まで7年間を要した力士でもあります。
目先の勝ち負けにこだわらず、真っ向勝負の押し相撲で活躍できる力士を目ざして
昇進し幕内まで駆け上がって欲しい力士です。
大相撲の若手注目力士(十両幕下編)のまとめ
今回は、十両幕下の若手注目力士と2022年幕内昇進予想を独自に調査してみましたので紹介させていただきました。
・大相撲の若手注目力士(十両編)!を紹介8人
・2022年幕内候補を予想!
いかがだったでしょうか。
2022年(令和4年)5月場所は、東京両国国技館で5月8日(日)に初日を迎えます。
3月場所では新関脇・若隆景が初優勝を飾り、地元福島県も大いに盛り上がりました。
5月場所も、若手注目力士にもチャンスはあります。
テレビ観戦にも熱が入りますね。


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